たしかな家づくり —— マイホーム建築の基礎知識
2019
下請けを明らかにしたいケースがほとんど
業者の中には健全な家を建てる意識がない人がいる
ハウスメーカーは職人に外注する
工務店と契約していて受注後に依頼する
実績数・協力業者数などを基準に選定するので、施工技術をほぼ見ない。このため下請けの技量のばらつきがある
下請けの単価は低くなるので仕事を低レベルにして利益を生もうとする
手抜き工事をするほど利益が上がる(利益相反)
見つかりにくい内側で行われる。住んでから不具合が発覚する
丸投げは建設業法で禁止されているが、実際には行われている
建材をハウスメーカーが供給すれば法律上は丸投げではなくなる
現場監督が監督できていない
建築知識がなく下請けのミスを指摘できない
ビスのピッチの規定を覚えていない
週に1回以下しか現場に現れない
質問に答えられない
ハウスメーカーの現場監督は1人で20-30ぐらいを担当する
職人への幻想
構造についての理解をしていない(釘を打つのが仕事であり、どこに打てばいいのかは仕事じゃない)
前後の工程に配慮できる人は一部(分業化されている)
施工の管理は現場監督が行う
設計の管理は建築士が行う
施主が選任するべきだが、建築業者が実質選任している
欠陥住宅の現象
防水不良
雨漏り
カビ
異臭の発生
虫の発生
断熱不良
結露
すき間風
構造不良
騒音
揺れ
傾斜
変形
異音の発生
カタログが詐欺的
優良誤認に当たらないのか?基素.icon
設計図面には記載されているのに、見積り時(図面に基づく積算時)にそれを見落としたというケースでは、いわゆる見積り落とし(見積り落ち)として本工事に含まれるとされることがあります。
第1章 建築業界のリアル
基礎知識04 住宅展示場——メーカーの最高傑作
高級な調度品が置いてある予算オーバーの世界
基礎知識06 営業マン——甘いささやきにご用心!
基礎知識07 自社基準——言いわけの切り札
第2章 住宅の構造と種類
基礎知識10 シックハウス——個人差がある健康住宅
基礎知識12 木造3階建て——約8割に問題あり!
https://www.youtube.com/watch?v=bj2sk1ZDiUs
鉄骨住宅は酷いらしい
第3章 見積もりと契約の注意点
基礎知識16 見積書——明細を必ずチェック
基礎知識19 工事費——支払方法を工夫する
基礎知識20 追加工事——建て主の希望のみ
基礎知識23 新築10年保証——業者の独自サービスにあらず
第4章 施工業者の選び方
第5章 自宅工事を見学しよう!
基礎知識32 基礎工事——基礎は手順ごとに確認
基礎知識35 竣工・引き渡し——ビー玉検査を忘れずに